新卒者は情熱や真剣さを転職者は経験やスキルを

履歴書を作成するときに志望動機には状況によって、書き方に違いが有ります。

ここでは大きく分けて新卒と転職の際の違いについて説明します。

志望動機の大きなポイントといわれるのは、資格や特技、経験、知識などの総合的な技能(スキル)です。 技能は能力よりも高いレベルの力です。

この技能(スキル)については、新卒者と転職者では、書くポイントは同じではありません。 新卒者は実践的なビジネスの経験がありません。アルバイトで働いた経験があったとしても 正社員の職務内容とは異なりますので同一ではありません。

採用する会社から見た大きな違いは、新卒者は即戦力とは考えておりませんが、 転職者は入社後は短期間で実践的な仕事をさせられます。

新卒者は一定期間の研修やOJTを経て能力に見合った部署に配置されます。 その後も新人として実際の仕事に就きながら研修が続いていきます。 しかし転職者は職場に慣れる猶予期間はありますが、その後は一人前の社員として扱われるのです。

例えばパソコンの操作を比較した場合は、新卒者はエクセルやワード等のオフィスソフトの 基本操作が出来れば良い程度です。しかし、転職者は具体的な表作成や企画書などの文書作成、 プレゼン資料作成の能力を問われるのです。

また転職者の場合は職務経験もアピールポイントです。営業経験者は顧客管理や売上管理などの能力が 大事な要素になります。いずれにしても実践の経験からくる能力が必要になります。

また、資格についても新卒者は資格の有無だけですが、転職者はその資格を生かした職務で そのような経験と知識を持っているか、採用側は重要視するのです。

以上のように転職の場合は今までの経験として、能力よりも高いレベルのスキルについて 志望動機の内容を組み立てることが必須になります。

それでは新卒者の場合は資格を持っているだけで業務的には未経験者になります。 それだけではアピールとして弱いので、自分の仕事に対しての情熱や取り組みの心構えなそ 性格面を存分にアピールしてみるのが新卒らしい若さや真剣さが伝わるのではないかと思います。

新卒者、転職者に限らず履歴書における志望動機の欄はもっとも重要なことですから、 本当によく思慮して自分の言葉で書くようにしましょう。

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