履歴書に例文は決して使ってはいけません。
履歴書に書く志望動機を文章にまとめることに手こずる人が多いようです。 生まれて初めて書くことですから、何を書いたらいいのか、 さっぱりわからないので本当に困るというのが実情のようです。 さらに文章を書くことが元々苦手の人は特に苦労しますよね。
インターネットや就職本などに志望動機の例文がいくつか紹介されています。 またインターネットで検索すれば、そのような例文を簡単に見つけることが出来ます。
文章を書くことが苦手だからと言って、例文をそのまま丸写しで履歴書に書いて提出するというのは、 社会人として論外なことです。
その文章にはオリジナリティがないのは当然のことで、 採用担当者もプロですから「これは何かを写したな」ということが一目で分かるのです。 如何なる理由でも社会では通用しないと心がけてください。
こういう本やネットなどにある例文は当たり障りがない内容になっています。 丸写しではなくて、多少書き換えたとしても、当たり障りが無い文章は、 何も印象も残らないということになるのです。
ネットのSNSやブログ、ラインなどを普段から利用する人は、 情報の共有ということでコピペを良く使っています。 使い方次第では便利でメリットもあるでしょう。 最近は自分で仕上げなくてはならない大学の卒論でさえコピペが問題になるくらい多いのです。 それで実際に例文を写しているような内容の志望動機を書く人がとても多いのです。 たとえ一部分であったとしても、丸写しや一部書き換えの文章を使ってはいけません。
実は採用担当者は何度も同じような文章を何回も見ているのです。 多少手を加えたとしても基本が同じような内容なので代わり映えしません。 ましてや採用のプロですから、手抜きを見抜くするどい目を持っているのです。
文章の組み立てや書く順序などは参考にしてもいいとは思いますが、 自分のオリジナルの言葉、オリジナルの文章を書くようにしましょう。 文章は下手でも構わないと思います。それよりも熱意が伝わるほうが大事です。
一生を決める就職なのですから、適当に書けばというのは間違いです。 苦手とか、大変だとか言ってる場合ではありません。必死になってやる姿勢が大切です。